2016/11/08

中国農業大転換~安徽大学の国際シンポに参加して~

 この6日、安徽大学の世界農業・・・・というテーマのシンポジウムに招聘され、「中国農業大転換~日中農業比較の視点から~」という報告をした。  みなさん、興味があったらしく、報告を終えると、さっそく5名の方が私の周りを囲み、話した内容の確認やら自身のご意見やらを離してくれた。私の報告の概要は、中国農業が社会主義を捨て、小農的農業を残存させながらも太宗は資本主義的な農業に転換しつつあるということ、現在は制度的にない農地価格も地代の高水準化によって実質的に価格を持つようになり、その価格が工業用地と変わらないほどになっている地方もあること、などである。  一方、日本の農業は農地法を守らなければ農業そのものが崩壊するという強迫観念が蔓延しているため、変革は難しいことを紹介した。進んでいたと思っていた、日本農業の担い手の平均年齢が66歳であり、食料自給率がカロリーベースで40%であることなどは信じられないといった反応だった。  しかし、考えてみれば66歳でもできる農業技術があることにもなるし、けっして捨てたものではない。同時に、それが自給率を上げられない理由の一つかもしれない。こうした矛盾を抱え続ける日本農業の一方で、中国農業は急速に姿を換えつつある点に私は注目しており、春になったら、現場でより確かな状況を調べるつもりだ。

2016/07/27

悪化する「ジジ係数」

2015年の日本人の平均寿命は男性が80.79歳、女性が87.05歳と、さらに延びたそうです(厚労省7月27日発表)。 でも、健康寿命はほとんど延びていないのが現実です。「ジジ係数」は悪化しているのです。 「デジタル食品の恐怖」では、この点も分析しています。

2016/07/22

デイリー新潮の記事―日本人も、遺伝子組み換え大豆を食べている筈です

デイリー新潮が拙著「デジタル食品の恐怖」中の遺伝子組み換え大豆の部分を紹介してくれました。 毎日の食卓に欠かせない大豆製品ですが、その多くの部分には遺伝子組み換え大豆が使われている筈だということを、大豆の国内生産量、輸入量などから割り出した部分です。 href="http://www.dailyshincho.jp/article/2016/07221030/?all=1"

2016/07/17

朝日新聞 「ひと」欄に紹介されました

 大新聞に評価され、こんなに嬉しいことはありません。

 なんでもそうですが、こうして認められるようになるには、少なくとも、一つへのこだわり、執着心が不可欠なんですね。
 
 それが、わたしには中国の農業問題、農民問題、食品問題です。けっして華やかな分野とはいえませんが、わたしにとっては、どんな問題よりも大事な、そして大問題なのです。





デジタル食品の恐怖

約2年ぶりの新刊です。デジタル食品、モジュール食品、ジジ係数、無形食品、「その他食品」・・・造語ですが、新しい言葉がないと理解できないほど、現代の食はますます不可解なものになっています。 私にとって、たくさんのことを調べ、確認するいい機会になりましたが、塩分消費量には隠された事実があり、36グラム/日が実態です。言われているような10グラムどころではありません。デジタル食品のためです。加工食品の包装容器などに記されている食品成分表には黒い枠があり、その面積がおおむね30㎠で、その理由はなぜかをご存じでしょうか?

新刊書の紹介

2016/05/18

不思議・・・・

実は、このブログには私が中国で撮影したさまざまな写真が貼ってあったのです。

ところが、いつのまにか、その多くが消えてしまいました。あまり気にしない性質ですが、
不思議。