世界には1,600種のネズミがいるという。ネズミと言っても「いえネズミ」、「野ネズミ」、「草原ネズミ」など、生態によって異なる。ただ、雑食だが、どちらかというと穀物や植物の根や茎など、それぞれ好みがある点でも共通する。
写真は青海省の三江源近くのネズミとその穴(筆者が、待つこと30分して撮影)。
世界には1,600種のネズミがいるという。ネズミと言っても「いえネズミ」、「野ネズミ」、「草原ネズミ」など、生態によって異なる。ただ、雑食だが、どちらかというと穀物や植物の根や茎など、それぞれ好みがある点でも共通する。
写真は青海省の三江源近くのネズミとその穴(筆者が、待つこと30分して撮影)。
このほど統計がそろう世界178か国のカロリーベース穀物自給率(対象は畜産物の飼料を含むコメ、小麦、トウモロコシ、大豆)を試算してみた。最新の統計データ(FAO:酪農品に補足上の弱点があるので留意の必要あり)は2019年。
その結果、自給率が100%以上の国・地域は29、わずか16%にとどまることが分かった。残りの149か国84%は100%未満(グラフ参照)。
もっとも高いのはウクライナ500%を超える。ちなみにロシアは117%。両国はいつ終わるとも分からないドンパチをやっていることもあり、世界の穀物の需給は不安定さを増す。
世界最大の穀物生産国の中国(本土)は80%そこそこ、日本は、といえば驚くなかれ
21%少し。この秋、日本の穀物と畜産物(豚肉・牛肉・鶏肉・酪農品・・・)の価格は円安の拡大ともあいまって、高騰する可能性がある。
輸出余力のある、100%以上の少数の国は南北アメリカ、ウクライナ、ロシア、豪州、フランスなど欧州のごく一部にとどまる。
しかしどの国も地球をめぐる新しい変化、たとえば気候危機、土壌危機、農薬など化学物質汚染に直面し、貧しい国ほど、豊かな国による食料買い占め競争や戦争・紛争のあおりをうけ、食糧が手に入りにくくなっている。貧しい国は二重の理由から深刻な食糧危機に直面しつつある。
最近、中国は世界の5大穀物の新規在庫増の約半分を占めています。日経新聞2021年
12月19日日曜版は、この問題を一面トップに掲載しました。見出しがこの記事の概要をそのまま言い表しています。
ここに、求められたコメントをしました。全国紙の中で、最も中国農業に詳しい記者を擁するのは日経だと思います。各地に記者がおり、筆者がしばしば電話話しをする在中国のお二人の記者は本当に詳しいです。在中国のNHK記者の中にも詳しい記者がいます。
新型コロナが落ち着いたら、現地農村で、彼らと中国農業について話し合いたいと思っています。